理事長あいさつ

FESSからロングフュージョンまで

当院は、脊椎外来の手術としての現在の最新・最先端のほとんど全ての技術を網羅しております。

  • 椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭搾症に対して近年開発された8mmの皮切からのアプローチで手術を行うFESS
  • 16~18mmの皮切で行うMEDなどの最小侵襲手術
  • 脊柱変形や不安定性に対する多椎間固定手術など

脊椎疾患の多くの患者様は、保存的治療(投薬、注射、リハビリ、装具など)で症状が軽減されますが、重大な合併症・機能障害・後遺症を防ぎ、より軽快な生活をおくるためには手術療法が優先されることも数多くあります。

当院は、手術を必要とされる患者様に高い水準の技術を安全かつ誠実に提供する目的で企画・検討された病院です。的確な診断の上に脊椎の専門医を中心にして多数の医師で患者さまの病態についてカンファレンスを行い、適切な方法を検討したうえで治療の選択をします。複数の専門医がかかわることで、より安全で安心な環境を極める努力を積み重ねて参ります。

治療法がいくつかある場合には、医師が治療法を決めるのではなく、保存的治療法を含めわかりやすくご説明し、それぞれの治療法の利点・欠点をご説明したうえで、患者さま自身に最終的に決めていただくようにいたします。

患者様一人ひとりにあったわかりやすい医療を提供したいと考えております。

Amor Dei intellectualis cum Aesculapius
(医療は神様がくれた知的な愛)

医療法人社団 春陽会
理事長 上園 春仁

院長あいさつ

脊椎外科とは「背骨」の外科的な治療を行う専門分野です。よく知られている頚椎椎間板ヘルニア、腰椎椎間板ヘルニアは青壮年に多く、一方で老化変性に伴う頚椎症性脊髄症や腰部脊柱管狭搾症は中高年層では比較的一般的な疾患です。

いずれの場合も、神経痛やしびれ、上肢下肢の運動麻痺、感覚障害などの症状のため、日常生活や社会生活に大きな支障をきたします。
手術以外の治療で症状が軽快する場合もありますが、脊椎専門医が判断して手術をお勧めする場合も多くあります。
脊椎専門医が患者様一人ひとりをよく診察させて頂き、訓練された医療スタッフチームによる専門性の高い手術や術後管理、リハビリによってすみやかに症状がとれて早期に社会生活に復帰することが可能になると判断されるからです。

ここ参宮橋は明治神宮の森を借景とし、都心であるにもかかわらず静かな環境で療養していただけます。病室内居住空間や屋上庭園などのデザインも、ゆったり心穏やかに療養していただけるように配慮して作り上げました。
これまで痛みや痺れを我慢してこられた患者様方に、漠然とした手術に対する不安という雲中から抜け出して、安心して治療をお任せいただける一筋の光明となれるようスタッフ一同専心努力していく所存です。
まずはお気軽にご相談いただきますようお願いいたします。

医療法人社団 春陽会
参宮橋脊椎外科病院
院長 大堀 靖夫