低侵襲脊椎手術手技は皮膚切開が小さく、したがって筋肉を切開する範囲も比較的小さいので術後の回復が早いと考えられます。
主として4つの方法があります。
① 内視鏡を用いた腰椎椎間板ヘルニア切除術(MED)、腰椎開窓術(MEL)、頚椎椎弓切除術(c-MEL)
② 経皮的スクリュー挿入法(PPS)を併用した脊柱固定術(MIS-TLIF)
③ 側法アプローチによる脊柱固定術 (XLIF)
④ 骨粗鬆性圧迫骨折に対する経皮的バルーン椎体形成術 (BKP)
さらに、脊柱変形で胸椎~骨盤まで固定する大きな手術においてもXLIFやPPSなどを併用して部分的に低侵襲手術手技を導入することで、手術による出血量を大きく減少できるので患者さんの全身にかかる負担を軽減しています。